Raspberry PiでKubernetesクラスタを組む(その3: k8sクラスタ構築編)
その2が2022年の夏なのでもう3年近く放置していたRaspberryPiでk8s、なんとなくそろそろ手を付けるかと思ったので再開することにした。
なんで放置したかというと、kubeadm init
は正常に終了するもののapiserverが無限再起動編に突入して正常に稼働しなくて心が折れたというのがある。
その2が2022年の夏なのでもう3年近く放置していたRaspberryPiでk8s、なんとなくそろそろ手を付けるかと思ったので再開することにした。
なんで放置したかというと、kubeadm init
は正常に終了するもののapiserverが無限再起動編に突入して正常に稼働しなくて心が折れたというのがある。
Raspberry Pi 5が(3月くらいに)届いてたので適当にセットアップした記録。——を書いて力尽きていたのを7月に入って続きを書き始めた記事です。
同じような記事は山ほどあるだろうけど……。
今回買ったものではありませんが、電源は5V4Aを供給できるTSI-PI046-5V4Aを(Raspberry Pi 4から使い回して)使用しています。
サーバー運用といえばまず監視である(?)。Kubernetesクラスタを立ち上げる前に、まずRaspberry Piの監視体制を組んでみることにした。
構成については『ラズパイk8s用の監視システム(Node Exporter + Prometheus + InfluxDB + Grafana)』を参考にした。ダッシュボードはインターネットからアクセスしたいが、インターネットからLANへのアクセスは可能な限りしたくないということで、InfluxDBとGrafanaは元から契約していたVPS上に構築することにした。
Kubernetesがイケイケの技術と言われてから早数年が経ち、とりあえずコンテナ乗っけとけみたいな感覚でアプリが船の上に乗せられる時代になったが、業務では社内で提供されるPaaSか、諸々の要件の問題で昔ながらの仮想マシンを使うことがほとんどだった。このままではk8sのkの字も分からないまま死んでしまうという危惧を抱き、自前で組んでみることにした。